ノーベル平和賞を夢みる村民基金を交付
平成十二年度ノーベル平和賞を夢みる村民基金の助成金の交付式が、八月九日に村長室で行われました。
読谷村の歴史、伝統文化、産業等を活かし、自主的・主体・創造的な地域づくりを目的に創設された同基金交付も十一年目を迎えました。
助成金交付にあたり、安田村長は、「これまで、花いっぱい運動等環境整備へ数多くの交付がなされ、村内が見違える程きれいになっています。」とその基金助成の成果を述べました。
今回は、厳正な審査の結果次の四団体に交付決定がなされました。
◎読谷村身体障害者協会(山内嘉平代表)
二〇〇、〇〇〇円
※平成十二年度「第三十六回沖縄県身体障害者福祉大会」が宮古(平良市)において開催される。大会には県内の身体障害者が一堂に会し、共に生活する地域社会を目指して開催されるため、その大会への参加者派遣費用の助成に当てる。
◎JAゆいな読谷支部女性部(仲宗根悦子代表)
四一五、〇〇〇円
※四年前から食の安全性をモットーに生産者と消費者が共存・共栄していける住み良い、地域づくりをめざしてユンタンザ十八番市を運営してきている。この度、農村女性ベンチャー事業の助成を受け加工施設の建設が決まり、村おこしの新しい生産・加工・販売を確立していくために甘藷の先進地視察研修(鹿児島県)へ派遣を行い、本村の農業振興・経済の活性化に寄与していく。
◎座喜味川を蘇生させる会(喜友名昇代表)
一〇〇、〇〇〇円
※座喜味通称「ティランカー」の周辺はかつては、ツツジが一杯咲き誇っていましたが現在は一本もなくなっている。ツツジの復活のためケラマツツジを植栽し、同時に、座喜味川の水環境への取り組みとして講演会を開催する。
◎あけずの会(比嘉正勇代表)
二〇〇、〇〇〇円
※かつて、ユーバンタは楚辺区民のいこいの場、コミュニケーションの場であった。ユーバンタを昔のような美しい海、浜辺にしたいとの願いは楚辺区民全体の願望である。
楚辺区の基本目標である「きらめくユーバンタと赤犬子の里づくり」の実現に向けて下水道の推進及びユーバンタの蘇生、復活への手掛かりと、あわせて地域を花いっぱい運動の機運づくりを図るため「きらめくユーバンタ夕焼けコンサート」を開催する。