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2000年10月発行 広報よみたん / 3頁

楚辺区 ユーバンタで夕焼けコンサートをシンポジウム

楚辺区、ユーバンタで夕焼けコンサートとシンポジウム

 楚辺区のユーバンタ浜で、八月十九日に「ユーバンタの活性化をめざして」として、シンポジウムと、「きらめくユーバンタ 夕焼けコンサート」(同実行委員会、比嘉正勇委員長)が開催され、大勢の区民が集いにぎわいました。
 このユーバンタシンポジウムは、楚辺の海の恵みが昔から地域を育ててきたが、現在、環境汚染が大きな課題として惹起しており、シンポジウム及びコンサートを通して、ユーバンタをかつての姿に復活させ、豊かな海、美しい自然環境を生かした地域活性化を図ることを目的に開催されました。
 シンポジウムにはパネラーとして、区民各層の代表がそれぞれ「青春の思い出」「女性、母という立場から」「楚辺の思い出」を語り、かつての豊かな海を振り返りました。また、古堅宗達漁業組合長から「海で従事している立場からの声」、自然観察員の横井謙典氏は「海がもたらす恵み」、浄化システムコンサルタントの木村弘子氏は「生活排水の環境汚染」と題して専門的な立場から意見が述べられ、区民らは改めて海の大切さを感じていました。
 シンポジウム終了後、心地よい浜風が吹くなか、海上の特設ステージでは、夕焼けコンサートが開催されました。オープニングは手話ソング「手の歌」で始まり、楚辺子ども会三〇人によるカンカラ三線の演奏、鳥取県淀江町宇田川子ども会の特別出演による「壁塗りさんこ・傘踊り」、ジュニアリーダーによる創作ダンス「華」が披露され、浜辺に陣取った区民らから盛んな拍手・指笛が送られました。
 また、六〇人余で構成する楚辺女性コーラスグループ「渚」の歌声にうっとり、引き続き、フォーク&ロックコンサートでも大いに盛り上がり、松田良光さんが昭和五十五年に作詞作曲した夕焼けコンサートのテーマソングとなった「思い出のユーバンタ」を全員で歌い最高潮に盛り上がりを見せていました。フィナーレでは空高く花火が打ち上げられ、きらめくユーバンタの夜空を焦がしていました。

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