婦人の主張大会を開催
八月十九日、文化センター中ホールに村内婦人ら一五〇人余が集い、第三十三回読谷村婦人の主張大会が開催されました。
厳しい社会情勢の中で、婦人の生活や役割も変化してきており、現代社会に内在するさまざまな問題を積極的に取り上げ、婦人の地位向上、地域発展に寄与することを目的としています。
今年は三人の方々が、日頃感じたことや、自分が日常生活の中で実践してきたことを発表しました。長浜婦人会の山内敏子さんは「今、私にできること」、都屋婦人会の名嘉元邦子さんは「私は歌う」、楚辺婦人会の池原アサ子さんは「自然に歩んだ私の子育て」と題してそれぞれ熱弁をふるいました。
また、審査員の審査が行われている間にアトラクションもあり、高志保、座喜味、伊良皆、大湾の各婦人会による「かぎやで風」「首里城音頭」「安里屋ユンタ」「日舞」等が披露され、盛んな拍手が送られました。
審査の結果、名嘉元邦子さんの「私は歌う」が最優秀賞に輝き、山内さんと池原さんに優秀賞が与えられました。
新城トシエ審査委員長の講評の中で、「三人はそれぞれ身近な生活の中から自らの問題として主張しており、甲乙つけがたく時間がかかった。主張そのものが自分の生活をさらけ出すことで勇気がいることです。」と発表者に敬意を表しました。
また、それぞれの主張に対して、「山内さんは、保育園で蝶を育てる中で心の教育、やさしい心を育てる姿勢に感銘を受けました。また、池原さんの主張は、自然の中で心を育て、それが環境問題へ展開しており、多くのことを気づかされました。今回最優秀に輝いた名嘉元さんは、高齢化社会の中にあり、介護のあり方、ボランティアを通しての社会との関わり方を地域に訴えており、その主張の主旨が充分に達成できたと思います。」とそれぞれ感想を述べました。