渡慶次婦人会が創立八〇周年を祝う
今日のゆかる日に
八十年のお祝い
御万人とともに
時代ゆ語ら
創立八〇周年を迎えた渡慶次婦人会(会長、仲村渠律子)の記念式典が、九月十七日に渡慶次公民館で盛大に開催されました。
県下、婦人会の発祥の地として知られる読谷村婦人会(初代会長、知花英康村長)の結成は一九一四年(大正三)のことで、渡慶次婦人会は、四年後の一九一八年(大正七)十二月に結成されており、地域に根ざした歴史を刻む婦人会です。
式典に先立って、公民館広場では創立八〇周年記念碑の入魂式が行われ、歴代婦人会長をはじめ、一二〇人が列席、三線演奏の中、安田慶善氏による入魂の御願が行われました。
その石碑建立について、仲村渠会長は、「渡慶次婦人会の創立八〇周年を節目に、長い歴史の中で幾多の困難を克服してきた教訓と先輩方が築かれた足跡を目に見える形に残し、これを契機により充実した婦人会活動をめざしましょう。」と述べました。
石碑の碑面には、「村おこし 灯をともしてぞ 幾星霜 明日に継続えん その志」(碑文・山城幸雄、揮毫・大城千鶴子)と力強く刻まれ、渡慶次婦人会の歴史の歩みと希望が読みとれました。
その後、公民館ホールにおいて、来賓多数がご臨席の下、盛大に記念式典が行われました。
式典で、仲村渠婦人会長は、「八〇周年を契機に、字の諸先輩方に感謝し、また会員相互の結びつきを大切に、明日の子供たちのために気持ちを新たにして頑張りましょう。」と述べました。
引き続き、同記念事業の経過報告及び感謝状・記念品の贈呈がありました。
祝辞で、安田村長は「事業を通じて先輩方の足跡、歴史をたどることは大変意義のあることです。戦前戦後を通じて婦人の地道な活動が地域の活性化に繋がっています。男女共同参画社会の実現に向け自立した積極的な参加を希望します。」と激励しました。
その後、祝賀会では婦人会各層から余興があり、伝統文化の花咲く渡慶次ならではの祝賀会となりました。
また、創立八〇周年を記念して『読谷村渡慶次婦人会結成八十周年 記念誌』(A4判、二七六ページ)も発刊され、渡慶次婦人会の輝かしい歴史に花を添えました。