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2000年11月発行 広報よみたん / 11頁

公的年金の意義を考える

公的年金の意義を考える

 公的年金は、国が責任を持って運営し、社会全体で老後の所得を保障する制度です。
 終身年金と言われるように、公的年金は老後生活を実質的に支えることを目的としているので、どんなに長生きしても終身にわたり受給できるものです。
 また、物価スライドにより、一生涯、物価の伸びに応じて年金額が改善されていきます。このような公的年金の安心感は、年金を受給して初めて実感できるのかも知れません。
 核家族化や若者の都市集中、生活のサラリーマン化などが進みました。また、平均寿命が大幅に伸長し、老後生活が長期化しました。このため、子どもによる私的扶養や限りある個人貯蓄だけに頼って、老後生活を送ることは難しくなっています。
 今日では高齢者世帯の収入のうち、六三・六%が公的年金です。
 高齢者世帯でも自営業の世帯や働いて稼得収入のある世帯を除けば、公的年金の世帯の収入に占める割合は、七八・九%にもなります。公的年金だけが収入の全てという世帯も多く、高齢者世帯の五八%にものぼっています。
 このように、今日の我々の生活において、公的年金が無い生活というのは考えられなくなっており、公的年金の比率は今後もますます高まるでしょう。
問い合わせ 保険年金課国民年金係 ℡九八二ー九二一二

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