第二十六回読谷まつり
今蘇る
三線歌謡の始祖「赤犬子」と大交易時代の先駆者「泰期」。壮大なドラマが感動を誘う。
さわやかな新北風に帆をあげて進貢船が帰ってくる!
三線のいやさかと五穀豊穣、世果報を願って、赤犬子の神が天降り下さる!
人々の熱いうねりの中、時を超え、世代を結ぶ数々の文化の華開く時、感動と大いなる実りがそこにある。
優れた郷土の伝統文化を継承するとともに、新しい文化創造と活力ある産業の発展を期し、「第二十六回読谷まつり」(同実行委員会)が十一月四日、五日の両日にわたって盛大に開催されました。
二日目はあいにくの雨に見舞われたにも関わらず、村内外から延べ十二万人(出演・出場者、五千人)が訪れ、連日大賑わいとなりました。
初日は、オープニングに先立ち、文化センターふれあい広場において第三回まつり闘牛大会が開催され、村内外から闘牛ファン二千人が観戦しました。
まつりの主会場となった運動広場では、小・中学校児童生徒による集団演技の他「しまうた」、読谷高校ダンス部の「創作ダンス」など多彩に大ステージで演じられました。
大ステージでは、総勢三〇〇人余による古典音楽演奏会があり、始祖「赤犬子」の魂が蘇りました。
五日には、広場でちびっこ相撲大会やメンズゲートボール大会、読子連・老人会の集団演技、古堅中学校吹奏楽部のマーチング。ステージでは「受け継ごう、読谷の心」をテーマに子供たちによる棒術や獅子舞、琉舞など多彩なプログラムが盛りだくさんでした。
夜になると、たいまつのともる中、大交易時代のロマンと勇姿を再現した、創作「進貢船」がまつりのフィナーレを飾り、出演者と会場一杯の観衆が一体となり盛り上がりを見せました。