創立五〇周年を盛大に祝う
読谷高等学校(富川貞良校長)が創立から五〇周年を迎え十一月十八日に記念式典を挙行しました。
記念式典は新装になった同校体育館に午前の部と午後の部が行われました。午前の部は全校生徒を対象に行われ、同校四十六期卒業のKiroroの二人も駆けつけ、創立五〇周年を共に祝いました。
式典の中では「Kiroroから夢のメーセージ」と題した特別ミニコンサートが開催され、十二月リリースの新曲「逢いたい」の他に高校時代に作った二曲を歌い、生徒たちは静かに聞き入っていました。また、スピーチでは「校舎が(ピアノも)きれいになっていてビックリしました。自分たちも楽しい充実した高校生活を送りました。皆さんもまけないくらい高校生活をエンジョイしてください」と激励しました。
午後の部の式典には県・読谷村・嘉手納町などから来賓及び父母、同窓生多数が参加して行われました。
式典で富川校長は、「昭和二十三年六月の設立認可当時、茅葺き校舎六教室で読谷・嘉手納両村一・二年生一〇四人の生徒でスタートし、これまで一六、七一〇人が巣立っております。二十一世紀に向けて転換期にあり、これまで築いてきた伝統の足跡に軸足をおきながら、時代や地域の要請に応える元気な読谷高校を目指します。」と感謝と決意を述べました。
式典では、多数の来賓の方々から創立五〇周年を祝いあいさつが寄せられました。また、富川校長及び源河朝法期成会長から、歴代学校長・PTA会長・同窓会長、Kiroro(特別功労賞)他、高額寄付者に感謝状が贈られました。祝賀会では、同窓生によるかぎやで風で幕を開け、ダンス部や職員・父母らによる余興があり、なつかしい顔を前に、それぞれの在学当時の日々を懐かしんでいました。
なお、この創立五〇周年記念事業として、備品等の購入・設置(マイクロバス・ワゴン車・校旗・楽器・ピアノ等の備品・案内板設置等)の他、十一月十一日にはシンポジウム「二十一世紀へ向けての読谷高校を考える」が開催されました。また、式典において『記念誌「紅」』(B5判、四四四頁)及び特期生から五〇期(平成十二年度卒)までの『同窓会員名簿』(B5判、三九六頁)が配付されました。