海浜観察員養成講座受講者募集について
県内には復帰後、県民の生活基盤の充実のため、莫大な公共投資が行われ生活環境が整備されました。しかし、その代償として、自然や生態系に影響を与えてきました。村民生活にも急速な都市化と職場や教育現場、各家庭における日常生活においても利便性を追い求めるあまり、自然とふれあう機会が少なくなり、ますます自然環境や生態系への配慮が危倶され自然との共生が大きな課題となっています。
海は大きな可能性を秘めている場所で学習資源の宝庫です。現時点の海しか知らない戦後世代にとって今の状態が自然の海だと誤認していることも多いものです。
元来沖縄の先人は、半農半漁で自然と共に生きてきました。沖縄の自然について正しい知識を身につけることは沖縄に生活する人間としてとても重要なことです。
読谷村では、環境の変化が結果として現れる海について、知識の習得と理解を深めるため海浜観察員養成講座を開催します。
海が村民により近い存在となり自然・生態系への理解者が増え、読谷村の海の環境回復につながることを期待します。
【開催時期】
平成十三年一月十二日(金)
午後七時半~九時半
文化センター視聴覚室
平成十三年一月十四日(日)
午前十時~午後二時半
比謝川上流探査
平成十三年一月二十一日(日)
午前十時~午後三時
宇座海岸地域
応募締め切り・平成十二年十二月二十六日(火)
※開催場所対象区域は海岸林からリーフアウトまでとします。
①マングローブ区域
②砂浜
③海岸林
④リーフアウト
参加料・千円(保険料含む)
対象者・一般村民(二〇~三〇人)
講習内容・自然生態系に対する知識の習得
・シュノーケリング講習サン ゴ観察かガラスボート乗船 観察
・海浜の観察指導員養成
・生態の定点観察(測定)講習
・海人のお話(昔の海・現在 の海)
・将来的に自然の海を産業(仕事の場・エコツーリズム)にできるような仕組みつくり
【問い合わせ】
読谷村役場商工水産課
℡九八二ー九二一六(山内嘉親)まで