暮らしを支える国民年金
私たちの暮らしを支える国民年金。三月末には年金改革法も成立して、給付と負担がより適切になるように制度が改正されました。
その国民年金制度では、平成十一年三月末現在の加入者数は七、〇五〇万人にも達しています。また、老齢基礎年金など各種年金の受給権者数は二、七〇二万人に達し、多くの人々の生活を支えています。
国民年金など公的年金制度の受給者が受ける年金の総額は、平成十一年度では三六兆五、〇〇〇億円にも達しており、前年度に比べて五・四%、一兆九、〇〇〇億円の増加です。この総額は、国民総所得五〇〇兆円の七・三%を占めることになります。
老齢基礎年金受給者の平均年金月額は、平成十一年三月末現在で、五万四、〇八円となっています。この額は六十五歳前に、繰り上げて減額された年金を受給している人も含めた平均であり、六十五歳から受給している人の平均額では五万八、七五一円となっています。
このように多くの国民が支え合い、その利益を享受している国民年金ですが、加入すべき方の中には加入の届けを出していなかったり、保険料を納めていない人がいます。
新しい調査結果が出れは違ってくるでしょうが、平成十年の調査では未加入者が九九万人、平成八年の調査では未納者が一七二万人います。これは公的年金各制度を含んだ国民年金に加入すべき方全体の約四%程度になります。
この状態を放置すると将来、無年金者や低額受給者が多く発生します。
こうした未加入者や未納者の発生をできる限り少なくするために、住民の皆様方にご理解をお願いしています。なお、保険料を納付できない場合の申請免除手続きなどもしています。
※お問い合せ=保険年金課国民年金係℡九八二ー九二一二