年頭のご挨拶
読谷村議会議長
儀保 輝和
二〇〇一年、二十一世紀に年頭にあたり読谷村議会を代表して新年のごあいさつを申し上げます。
「村民の皆様あけましておめでとうございます。」
世紀末二〇〇〇年は、種々と危惧される事もありましたが、大事に至らず新世紀を迎える事が出来ました事を、村民と共に喜びたいと思います。
二〇〇〇年は、初めての地方開催と伝わった九州沖縄サミットで、本県も慌ただしく、各自治体が各国首脳の誘致で各自治体との関わりを強調し是非我が市へ、我が町へと知恵の出し合いがありました。
本村は二つのホテルにEU(欧州連合)、ドイツ、イタリアと三代表が宿泊し、密かに狙っていた米国のクリントン大統領夫人ヒラリーさんをヤチムンの里に案内しようという目論見は夫人が来日せず叶いませんでしたが、娘のチェルシーさんが、お忍びでヤチムンの里に案内することができました。
また、サミット関係者を招いて鳳ホールで上演された村民劇「大北」では、イタリアオペラ、ドイツオペラとプレス関係者のフィナーレでの舞台上でのカチャーシーで盛り上がりました。
二つのホテルでは、歓迎、送迎の催しで村民の皆さまお疲れさまでした。
サミット期間中に台風が来たらどうなるかという関係者の話しがありましたが、サミットそのものが台風で、台風一過、サミットとは何だったのだろうか。終わってみれば虚しさだけが残った感がいたします。。
しかし、本村においては遠来の客を迎えるにあたり環境美化に多くの村民の動員がなされ、汗を流されました事に感謝を申し上げ、サミットだったからやったのではなく、今後も本村のため、子々孫々のために環境美化に村民のお力添えを戴きたいと思います。
新年の挨拶を寄稿するに当たり、今年の出来事はと振り返ると、本村程話題豊富な市町村があるだろうかと思ったりする。
昨年は読谷村花織の與那嶺貞先生の人間国宝(重要無形文化財)指定という朗報がありました。今年は、座喜味城跡が首里城他のグスク群で世界遺産登録がなされ、本村の名所が本村だけの名所ではなく人類共有の世界遺産として認められ、今後の保存やムラづくり、児童生徒の教育への活用等座喜味城跡の果たす役割は大なるものがあると思います。
その様な事を思わせて、村民と共に世界遺産登録を喜びたいと思います。
今年も本村の児童生徒、婦人会、老人クラブ 各種団体の皆様が各方面で頑張って戴きました。
各年代各階層の民様が、それぞれ頑張ることにより我がムラの発展があると思います。
私共議会も永年の懸案でありました「議会だより」の発刊が、議会広報特別委員会の設置によりなされました。
村民の皆様の「議会だより」に対するご意見、ご指摘も戴きよりよいものに育ててもらいます様にお願い申し上げます。
SACOの合意以降、基地の整備縮小問題は、本村の二十一世紀のグランドデザインにも繋がります。返還軍用地(国道東側南西隅部分、楚辺通信所、瀬名波通信施設)の跡地利用をはじめ読谷補助飛行場の問題解決のため私共議会議員も頑張ってまいりたいと思います。
村民の皆様のこれまでに変わらぬご指導、ご鞭撻をお願い申し上げると共に村民の皆様のご健康とご繁栄を祈念して年頭のあいさつといたします。
謹賀新年
読谷村議会
議長 儀保 輝和
副議長 當山 眞市
議員 知花 昌一
山城 正輝
松田 政弘
知花 勝
伊波 正哲
照屋 清秀
池原 傳雄
前田 善輝
比嘉 郁也
城間 勇
仲村 律子
仲宗根盛敏
上地 秀雄
佐久間盛夫
塩川 信子
新垣 昇
喜友名 昇
山内 政徳
嘉手苅林春
比嘉 秀哲
事務局長 天久 勲