食生活改善推進協議会の発足まで
書記・桑江千恵子
私たち読谷村では、平成三年度保健所主催の栄養教室と平成四年度の村主催の婦人の健康づくり事業として栄養教室が実施され、私も受講生として村主催の四二時間の講座を修了いたしました。
講座内容は栄養の基礎知識、成人病予防に関する運動と食生活をはじめ、年代別の食生活のポイント、調理実習や食品衛生学と安全性等、健康づくりに関する多くの知識を習得することができました。
受講したメンバーによるグループの結成にはつながりませんでしたが、修了生の中には村が実施している村内独居老人への弁当作りボランティアや各字で実施しているミニデイサービスのおやつ作り等と多くの活動に参加している人も多いです。
平成十一年に保健所主催で前回の栄養教室修了者を対象に再度三回コースで研修会が実施され、村行政の指導の下にめでたく二十一世紀の幕開けにふさわしく「読谷村食生活改善推進協議会」が平成十三年一月十一日に発足し、推進員がうぶ声をあげました。
今後目的を一つにした推進員が地域の食生活改善の輪を広げるために、一人びとりが互いに教え合い、知識の向上を図り、組織として地域の健康づくりに協力できればと願っています。そして、これからの健康づくりを担う若い推進員の増員に力を入れていくことが大きな課題だと思います。
年齢を重ねる度に生活習慣病が気になる家族の肥満に、我が家も食事の環境に気をもんでいる矢先、推進員の発足を期に自らの実践を再確認させられています。
思考が変われば食べ物の嗜好も変わり、食行動も変わり、食生活が変わると言われた指導者の教えを忘れずに微力ながら他の推進員と共に協力して地域の健康づくりを目指して頑張りたいと思います。