読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2001年2月発行 広報よみたん / 7頁

安田慶善氏が県文化功労賞を受賞

安田慶善氏が県文化功労賞を受賞

 古典音楽の普及・発展に尽力されたとして、安田慶善氏が沖縄県文化功労賞を受賞、その受賞祝賀会(主催、野村流古典音楽保存会)が十二月二十一日に、村総合福祉センターホールで開催されました。
 安田氏は、子弟の育成はもとより地域の組踊の復活継承、読谷まつりなどの村内行事でも指導者として活躍、読谷文化協会の創設・運営に尽力されました。
 祝賀会は、安田門下会・稲嶺盛秀・末子琉舞道場によるかぎやで風で幕を開けました。 
 主催者を代表して玉城政文氏(野村流古典音楽保存会会長)は、「先生は若い頃から古典を愛され、六〇年の芸歴があります。これまで我々野村流保存会の役員、相談役として活躍されています。読谷村の子弟の皆さんも中堅幹部に育っています。今後とも沖縄の古典音楽・組踊・演劇等の指導をお願いします。」と述べました。
 祝賀会では門下生の喜友名行雄氏により安田慶善氏の紹介がなされ、祝辞には伊波清安教育長、岳原宜正村文化協会長、仲本朝勇野村流古典保存会顧問らが安田氏のこれまでの経歴や人柄を紹介するなどお祝いを述べました。
 夫妻で花束を受けた安田氏は「大勢の方に祝ってもらい身に余る光栄です。私は幸せ者です。好きな事をして県から功労表彰を受けビックリしています。皆さんや弟子をはじめ地域に恵まれました。今後とも三線文化の向上につくすことが私の務め。三線一筋末永くお付き合いください。」と感謝の意を述べ、会場からひとしきり大きな拍手が送られました。
 ステージでは石嶺信子琉舞道場や大城幸信さん、國吉真勇さんら谷茶前をはじめ舞踊、三線演奏で会場は華やいでいました。

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