沖縄の美(15) 読谷村立美術館収蔵品
赤絵草文皿
島袋常秀作。一九九八年。高さ一一・七㎝、径五二・八㎝。
作者の島袋常秀氏は、那覇市壺屋生まれ。一九七二年琉球大学美術工芸科を卒業後、島袋常恵氏(父)に師事。一九七五年常秀陶器工房開設。一九八七年読谷村に工房を移す。国画会新人賞を受賞する他現代陶芸展等で数々の賞を受賞。毎年個展を開催。一九九九年沖縄タイムス芸術選賞大賞受賞。現在沖展会員、国画会準会員、沖縄県立芸術大学助教授。釉薬の研究など常に新たな創作を試みている。呉須釉と赤絵は評価が高く、カラフルな絵付けに洗練された品のいい魅力がある。