読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2001年3月発行 広報よみたん / 3頁

二十一世紀の夢とロマンを語る新春の集い

二十一世紀の夢とロマンを語る新春の集い

 一月二十九日、むら咲むらククルホールにおいて、これまで村づくりに尽力いただいた各字の六十歳以上の皆さんが一堂に会し、「二十世紀を振り返り、二十一世紀の夢とロマンを語る新春の集い」が開催されました。
 呼びかけ人を代表して、知花成昇氏(第十四代村長)は、「こうして六十歳以上の方々が集まる新春の集いは初めての試みです。二十世紀は戦争と動乱の時代でした。こうして平和が蘇り、平和の尊さをしみじみと感じております。戦後の出発は建設隊からでした。」と当時を振り返りました。そしてメモを取り出し、当時の建設隊の「宣誓」が読みあげられ、会場は、戦中・戦後を振り返り、二十一世紀に平和がいつまでも続き、村のさらなる発展を祈念する決意に包まれていました。
 宣誓
 戦いに追われ、村を出てからすでに一年半余、今日許されし村に入り、村再建の仕事に取りかかることを考えると誠に感慨深いものがあります。
 われらの建設隊員一同は、村長殿のご意志をくみ、各部長の注意を守り、誠心誠意、村再建の仕事にあたり、ひとつには戦争の犠牲者になって死んだ人々に対する務めを果たし、ひとつにはいまなお各地に散在して、村に帰るのを待ちわびている村民の期待にそいたいと決心しています。
 以上、決意を述べて宣誓といたします。
一九四六年八月十二日
 読谷村建設隊長 山内昌正

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