修学旅行生
お礼にカンカラ三線演奏
三年前から修学旅行にキビ刈り体験を取り入れている広島県大竹市立小方中学校の二年生の生徒が今年も読谷村で体験学習を実施しました。
読谷補助飛行場にある与久田貞雄(字長浜)さんのキビ畑で一月十七日に中学生七六人が農家の指導のもと、慣れない手つきでカマや手斧を持ってキビの葉落としや刈り取り作業を体験しました。
体験終了後、生徒たちが学校のクラブ活動で練習してきた手作りのカンカラ三線十一丁を持参して安里やユンタなどを演奏、また手作りパーランクーで元気いっぱいのエイサーを披露し、農家や役場・JAゆいなの職員や区長さん方を感心させました。
引率の長沢靖教諭は、「読谷の農家の皆さんにお世話になりキビ刈り体験学習を実施しました。沖縄の文化や生活を学ぶことで、沖縄を好きになってもらうことで沖縄戦や基地の問題にも関心を持ってもらいたい」と話し、今回は、農家の皆さんに聴いてもらおうと、広島沖縄県人会の広島三線クラブの指導を受け、手作り三線で練習を重ねてきました。
交流会では、比嘉好子さんがサトウキビの概要や歴史などを話し、刈り取ったばかりのキビをかじった生徒は「かたいけど甘いです。」とうれしそうに話していました。与久田さんからはサーター天ぷらも振る舞われ、キビ畑では定番のカチャーシーで盛り上がりました。