未来へ広げていきたい緑の輪第九回読谷村植樹祭
三月十一日、残波岬公園で第九回読谷村植樹祭(主催、読谷村・読谷村緑化推進委員会)が「未来へ広げていきたい緑の輪」をテーマに開催されました。
残波岬公園は、終戦後米軍の射撃訓練場として使用され、軍用地返還にともなって公園整備が行われてきました。戦前の残波岬はみごとな松林の防風林が生い茂っていたところです。
この植樹祭を通じて残波岬の緑の回復を図り、併せて村民一人びとりが緑を育み、緑の重要性を再認識することを目的に開催されています。
安田村長は、「残波岬での植樹祭は今回で六回目となります。植樹は時間との勝負です。あと一〇年もすると木々が生い茂り、昔の姿を取り戻すことでしょう。」と述べました。
沖縄県緑化推進委員会の外間現誠理事長は祝辞で「人類への恩恵、日々の生活へ安らぎをもたらす貴重な緑が失われています。活力ある緑資源を子孫に残すべく、このような植樹祭を通し、木々がすくすく成長することを願います。」と緑化推進への理解を求めました。
植樹祭には、村内各種団体より三〇〇人がスコップやクワを手にして、琉球松・フクギ・ヤブニッケイ・オオバアカテツ等二四〇〇本を植樹しました。