読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2001年4月発行 広報よみたん / 5頁

新垣さんが読谷山花織でNHK会長賞を受賞

新垣さんが読谷山花織でNHK会長賞を受賞

 読谷山花織事業協同組合の新垣隆理事長は、平成十二年度第二十五回全国伝統的工芸品公募展(主催、伝統工芸品産業振興協会)に読谷山花織の着尺を出品。その作品が日本放送協会会長賞に選ばれ、三月八日、その報告に安田村長を訪れました。
 新垣氏の織った着尺は、従来の藍色ではなく、ヤマモモの木の皮で黄色に染めて、さらにラックタイ(えんじ色)で重ね染めした糸で織った作品で、文字通り読谷山花織が全国的に評価されました。
 新垣さんは、「今回、私の他に三人が入選しましたが、組合員一五〇人は毎日いいものを織っています。先月、京都の産業会館で「読谷山花織復興三十五周年記念展」を開催しましたが、その時も好評を博して帯六〇〇、着尺一五〇枚の注文がありました。読谷は元気のある産地として全国的にも注目を集めています。」と受賞の喜びを述べました。
 安田村長は、「花織が全国的に評価されうれしく思います。日ごろから新垣さんが染めと織り、そして流通を見ながら総合的に取り組んでいる成果だと思います。」と評し、広く伝統工芸について懇談しました。
 新垣さんは夫婦で花織の発展に情熱を傾けており、澄子夫人も第十三回展に内閣総理大臣賞、第二〇回展で通商産業大臣賞を受賞しています。

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