読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2001年4月発行 広報よみたん / 11頁

古里のわらべうた講座

古里のわらべうた講座

 二月七日から三月七日までの一か月にわたり四回に分けて、文化センターの中ホールと講座室において「古里のわらべうた講座」(主催、村教育委員会文化振興課・読谷レクリエーションクラブ・読谷ゆうがおの会)が開催されました。
 わらべうたは、昔から郷土に伝わる伝承音楽「わらべうた」が時代とともに変遷しながら、親から子へと受け継がれ心と心を結びつけながら人々の原風景として人間形成に大きな役割を果たしてきました。しかし、多様な文化が入り乱れる現代の子どもに原風景として何が残るでしょうか、郷土に残る「癒し」と「願い」の伝承文化「わらべうた」を今の時代に蘇らせることを願い企画されました。
 講座には、村内保育所・幼稚園・小学校の保母や教師、それにPTA関係者五〇人余が集い、講師の杉本信夫先生(作曲家、沖縄伝承音楽研究家)の講演に耳を傾けました。
 杉本氏は、世界に比類のない自然と人間生活を感動的にうたいあげた珠玉のような沖縄のわらべうたの数々を、日本文化のなかに位置づけ、音楽的な特徴点、詩的な美しさを沖縄と本土の文化の違いを交えながら分かりやすく話しました。
 また、講演の中で、県内に昔から伝わる「あかなー」「とーとーめーさい」や村内で採集した「てぃーたーみーゆー」「てぃーち国」等を歌い、豊かなわらべうた文化にふれました。

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