ゆいまーる共生事業発祥の地「喜名福寿会」が一〇周年を盛大に祝う
ゆいまーる共生事業「喜名福寿会」は誕生から一〇周年を数え、四月十四日に喜名公民館で記念式典及び記念誌出版祝賀会が開催されました。
あいさつで宇根良雄区長は、「皆さんが健康で元気で過ごすことが何より大切です。すばらしい記念誌も発刊することができました。」とゆいまーる共生事業の大切さと記念誌編集委員の労をねぎらいました。
比嘉憲一会長は、「ゆいまーるデイサービスの発足当初(平成元年八月当時「水曜会」平成二年改称)は八人のデイサービスで始まりました。現在は会員六〇人、ボランティア四〇人余の規模に発展しています。この一〇年の歩みを残すべく『記念誌』(A4判一二六ページ)も発刊できました。心の癒しの場となるこの公民館を拠点に、喜名に住んでよかったと思える地域にしていきたい。これにはみな
さんの協力が是非必要です。」と感謝と一層の協力を求めました。
安田村長は、「介護保険もスタートし課題も山積しています。ここにきてゆいまーる共生事業のさらなる展開が大切です。限られたボランティアでは無理が生じてきますから、協力者をどんどん増やしてください。喜名区の事業は全国的にも評価され、喜名をスタートにして現在村内で二二か所でゆいまーる共生事業が展開されています。このサービスを受けているみなさん、一日一日を楽しく過ごして頑張ってください。」と激励と感謝を述べました。
祝賀会では、大正琴サークルの皆さんが「デンサー節」を奏でて会を盛り上げました。
山内前村長は、「この記念誌は福祉や高齢化問題に感心を寄せる方々にとって宝となる書籍です。私に福祉行政の原点『人間の尊厳さを守りぬくこと』の重要性を教えてくれたのは喜名の一老婆でした。喜名の福寿会の動きは、沖縄にとどまらず、全国的に評価される動きです。喜名という地域は宝がいっぱいある、人間を導き教えてくれる地域です。」と福祉公民館第一号、ゆいまーる共生事業第一号、と福寿会の歴史を讃えました。
祝賀会では、大正琴サークルの皆さんが「デンサー節」を奏でて会を盛り上げました。