読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2001年6月発行 広報よみたん / 3頁

象のオリ返還へ向けて 楚辺通信所跡利用基本構想を承認

象のオリ返還へ向け
楚辺通信所跡利用基本構想を承認

 四月二十一日、波平公民館において楚辺通信所返還跡地利用地主会(知花治雄理事長)総会が開催され、事業計画・役員選出、アンケート調査に基づいて作成された跡地利用構想等を含む議案一二号が承認されました。
知花理事長は、「構想の細かい部分については地主会でさらに検討したい。また、返還後の補償期間についても三年から七年に延長するよう国に要請していきたい」と述べました。
 村側から参加した松田助役は、「返還まであと四年です。すばらしい跡地利用ができることを期待します。村としても全面的に支援していきたいし、国道五八号から役場前を通る中央残波線も計画していますから便利な地域になると思います。」と述べました。
 この楚辺通信所は、SACO(日米特別行動委員会)の最終報告により平成十七年五月をめどにその返還が進められいます。
 その返還後の跡地利用にむけ、具体的な動きとして平成十一年四月二十四日に設立総会が開催され、今回の第三回総会において基本構想決定にまでこぎ着けました。
 通称象のオリと呼ばれる楚辺通信所の総面積は五三ヘクタールあり、同総会において農地および宅地、公共施設を含む基本構想がまとまりました。
 総会で承認された構想では、返還地の五二%を農地として残し、前島地区の二七%を宅地として整備、基幹道路(親志~波平線、波平~都屋線、中央残波線)として七%、公共施設用地として五%、既存の墓地地区を集約する形で六・五%を確保しています。

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。