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2001年6月発行 広報よみたん / 16頁

松田さんの作品が栄えある「国画賞」を受賞

松田さんの作品が栄えある「国画賞」を受賞

 読谷山焼北窯の松田共司さんの作品が、四月二十四日に東京美術館において開催された第七十四回国展(主催:国画会)においてみごと「国画賞」を受賞しました。
 松田さんの応募作品は直径六十㎝程の「白土点打色差し櫛目大皿」で、国画展工芸部門で、国内から一人の栄えある賞。県内からこの国画賞を受賞したのは、人間国宝の金城次郎さん(一九五七年)、新垣栄三郎さん(一九五八年)に続くもので、実に四三年ぶりの快挙となりました。
 四月二十六日、安田村長に受賞報告に訪れた松田さんは、「初めて応募で国画賞受賞は史上初めてだと聞かされ驚いています。この受賞は、みんなで造りあげた共同登り窯からにじみ出る力そのものです。」と話しました。
 安田村長は、「全国から寄せられた多くの応募作品の中からの受賞ということで、共同窯で焼かれた作品そのものの評価は嬉しいですね。やはり基礎となる沖縄の伝統を堅持しながらさらに発展させることが大切ですね。」と喜びを分かちあいました。

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