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2001年7月発行 広報よみたん / 6頁

上地栄子さんが色紙絵展

上地栄子さんが色紙絵展

どんなにつらくても
あなたの前では
笑ってみせる
まだまだ平気だよ

 役場ロビーにおいて五月二十一日から二十六日までの五日間の日程で、上地栄子さんの色紙絵展(山内徳信実行委員長)が開催されました。
 オープニングセレモニーで、上地栄子さんは「こうして二回目の個展が開けることができ喜んでいます。脳管部出血で倒れてから喜怒哀楽が少なくなっていましたが、あきらめの気持ちではいけないと、リハビリに水彩画を描きはじめ絵にポエムを添えています。この個展を通してリハビリに頑張っている方々の励みになれば幸いです。」と述べました。
 また、オープン式では沖縄市のくらしき福祉作業所のメンバーやかでかるさとしさんも駆けつけ空手演武や歌声でオープニングに華を添えました。
 会場には草花を中心に描いた水彩画約八〇点が展示され、絵に添えたポエムに参加者も関心を寄せて見入っていました。
 プロフィール紹介の中で、儀間出身の栄子さんは美容院を営みながら四十一歳の時にパワーリフティングを始め、四十三歳で全国大会マスターズチャンピオン、カナダでの世界選手権でマスターズ七位と、タイトルを保持したが、九七年の名古屋大会試合中に脳管部出血で意識不明となり三か月の入院生活を余儀なくされた。退院後は子供たちに励まされてリハビリのために独学で水彩画を始めたり、闘病生活の中で自分の描いた作品を友人・知人等に絵手紙を出すことで、精神的な支えとし、第二の人生への挑戦の最中であります。母の書いた「勇猛精進」の掛け軸を座右の銘として人生の再起を夢みてきたその実現にむけて頑張っています。

キャプション お礼を述べる栄子さん

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