読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2001年8月発行 広報よみたん / 2頁

村議会で「イモの日」宣言を決議

村議会で「イモの日」宣言を決議

 「佐久川イモ」の育種者で比謝の佐久川清助氏の生誕一五〇年に当たることから、紅イモ振興を図る一環として、読谷村議会第三〇三回定例会最終日の二十二日に「イモの日」宣言が全会一致で決議されました。

【決議文要約】
 「イモの日」宣言決議
 南米を原産とする甘藷は一六〇五年、野国総官により中国から伝えられた。以来、沖縄の飢餓から多くの人命を救う作物として、大切にされてきた。
 今年は、沖縄における常食作物として重要であった甘藷の新品種「佐久川イモ」を育種した佐久川清助生誕一五〇年目にあたる。
 佐久川イモは、読谷村の地域活性化のシンボルとなっている「読谷紅イモ」のルーツである。
 いまや「読谷紅イモ」は県内外に知れ渡り、「紅イモの里:読谷」として本村のイメージアップ戦略の重要な特産品となっている。
 平成十三年五月には「蒸熱処理施設」が完成し、長年の懸案であった生イモの県外出荷ができ、全国へも販売することが可能となった。
 本年は「佐久川清助生誕一五〇年」の節目の年にあたり今後益々の生産奨励・消費拡大・販売促進を図るため、毎月十六日を「イモの日」と定め、イモを食べる村民運動を展開すべく、ここに「イモの日」宣言を行なう。
 二〇〇一年六月二十二日

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