歴史に学び 教訓として
平和を希求し 未来へと羽ばたく
平和創造展を開催
第十四回平和創造展が六月十八日から二十三日の間、役場ロビーで開催されました。
オープニングセレモニーで安田村長は「我々は過去の忌まわしい体験を活かして、この平和な時代を築いてきた。しかし、色々な議論もある。教科書問題で他国からの物言いもあり。悲しい気持ちである。そんな中で個々が反戦の意識を持続し、平和憲法を大切にしていきたい。この、渡辺さんの写真展や講演会に多くの村民が触れてほしい」と述べました。
今回の平和創造展は、特別企画展として『逃げる兵』の著者渡辺憲央氏の写真展「沖縄戦の記憶とわたしの中の沖縄」として、渡辺さんが戦中・戦後が通じて撮影した写真パネル一五〇枚が展示されました。
渡辺さんは、「敵前逃亡は即、銃殺刑というが国の掟だった。でも私は逃げた。苦痛と恐怖と疲労のすえにたどり着いた久米島で虐殺事件に遭遇した。戦後、幾度となく沖縄を訪れ、自分の中の沖縄を探す旅を続けた。」と綴っています。写真パネルには渡辺さんが撮影したあの忌まわしい戦争、復興と基地を背負った戦後の沖縄の生活が映し出されていました。