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2001年8月発行 広報よみたん / 15頁

ハブクラゲの生態について注意!

ハブクラゲの生態について注意!  ●ハブクラゲの特徴
形態:ハブクラゲは、最大で直径13cm、高さ約    10cm、触手約150cmの立方クラゲで身体が   半透明のため水中で気付きにくい。
生態:ハブクラゲは波当たりの強い海岸を避けて、   静かな海に多発する傾向が見られる。驚かし   たりするとかなり速いスピードで泳ぐ。
   小魚を餌にしているため砂浜の浅瀬(水深    50cm以下)に出没する。
●ハブクラゲの発生状況
   県内のほぼ全域で確認されている。
   刺症被害が見られるのはほぼ、6月~9月ま   での4か月間である。
   沖縄本島亙び周辺離島では7月中旬以降に多   発する。
   これは、クラゲが7、8月に急激に成長する   ことと、夏休みに多くの海水浴客が海へ繰り   出すために遭遇すると考えられる。
●症状
   ハブクラゲは、触手にある刺胞に毒を持って   おり、刺された瞬間に激痛が走る。触手が付   着した後にはミミズ腫れが生じ、しばらくす   ると水泡となり、皮膚組織の壊死を起こす。   重傷例できはショックを起こし、呼吸停止・   心臓停止に陥ることがある。
●応急処置
   (1)毒のある刺胞は、一部が発射されるだけ   で残りは未発射のままのため、触手は酢(5    ~10%酢酸)をかけてから除去する(砂等で   こすらない)。
   酢がなければアルコール(ビール、泡盛、ウ   イスキー)でも効果がある。
   (2)患部を氷などで冷やし、痛みをやわらげ   ながら、病院に搬送する。
   (3)心肺が停止した場合は、直ちに心肺蘇生   術(人工呼吸と心臓マッサージ)を施す。

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