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2001年9月発行 広報よみたん / 3頁

読谷村難聴福祉を考える友の会が結成総会

読谷村難聴福祉を考える友の会が結成総会

 七月三十一日、読谷村総合福祉センターにおいて「読谷村難聴福祉を考える友の会」の結成総会が開催されました。
 同会は、難聴者の悩みや問題を解決し、福祉の向上に資するとともに会員相互の親睦を図ることを目的に結成されました。
 総会で安田村長は、「難聴者でありながらそれを知らないでいることも多いと聞いています。こうして友の会が結成され、皆さんが先生方の指導助言を受け、難聴を克服し、積極的な社会参加ができることを期待します。」と結成を喜びました。
 初代会長に就任した吉山盛安さんは、「社会福祉が充実する中、県内で一五番目の結成です。今後は会則にある通り、事業目的に向け池原憲永副会長共々頑張っていきたい。」と抱負と協力を呼びかけました。
 会場では、磁気ルーブと呼ばれる一本の線をまわすことで、参加者の補聴器に講演者の音声が入るシステムを使い、琉球大学医学部耳鼻咽喉科の野田寛教授による「バリアフリーと難聴者」と題する講演がなされました。
 野田教授は、「高齢になれば二〇%が難聴にとなります。七〇歳以上の人は半分が補聴器が必要となります。自分に合わない補聴器の使用は家族や地域社会とのコミュニケーションを阻害し、孤立化し、生きがいを失います。」とドイツの先進事例を紹介し、難聴福祉の大切を強調しました。

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