ふれあい交流館
子供たちがサンシン教室で伝統の三線文化に触れる
サンシンの歴史、文化と弾き方の基本技術の習得をねらいに、「継続は力なり」をモットーにして、ふれあい交流館中ホールで七月二十五日から八月十六日までの間、通算一〇回のサンシン教室(受講生三二人)が実施されました。
開校式で子ども三線教室の講師を六年務めている古堅宗明先生(野村流音楽協会師範・同音楽協会読谷支部長)と比嘉千咲先生(県立芸術大学大学院一年生)の紹介がなされました。
古堅宗明氏は子供たちを前に、「皆さんは読谷村に生まれて幸せです。皆さんが大きく成長することを願ってこの三線教室では三線だけではなく礼儀作法も教えていきます。最後まで頑張りましょうね。」と述べました。
週三回のペースで三線を学びいよいよ閉校式の日を迎えました。
その日は、受講生による発表会が行われ、受講者全員による三線斉唱では「渡りザウ」「キラキラ星」他四曲を弾き、また、琉歌朗読や「いちゅび小」の早弾きに加え舞踊「上り口説」を披露し、上達した子供たち演奏に参加して父母らから惜しみない拍手が送らえれました。
発表を終えてホッとした受講生ら一人びとりに照屋林◆ふれあい交流館長から「がんばり賞」が贈られました。
サンシン講座の感想を求められた子供たちから、「今年初めてサンシンを弾いたがやってよかった」「去年弾けなかった曲が練習して色々弾けるようになって嬉しかった」「来年も参加したい」「友だちがいっぱいできた」との感想が寄せられました。