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2001年11月発行 広報よみたん / 9頁

思春期ふれあい体験学習 命の尊さを実感!

思春期ふれあい体験学習
命の尊さを実感!

 第十回思春期ふれあい体験学習(健康共生課主催)が、九月二十八日に文化センター中ホールで開かれ、古堅中学校三年五組の生徒三七人が参加しておこなわれました。
 これは思春期にある中学生が、若い母親たちの乳児相談、離乳食実習の場において、乳児と触れ合い、母親との交流を通じて、子育ての喜び、大切さを知り、命の尊さを実感してもらい、自分がどんな親になりたいかを考える機会をつくろうと開催されているものです。
 ふれあい体験の前に、昨年に引き続き県教育庁社会教育主事の上地多恵子さんから「輝け思春期ー自分を大切にすることからの出発ー」と題する講話を受けました。
 講話の中で上地さんは、生徒たちに「男らしいとか、女らしいイメージって何だろう?」と問いかけると、生徒らは男性については「責任感がある」「堂々としている」「スポーツ刈り」「髭が濃い」との意見がだされ、女性については「やさしい」「おしとやか」「料理ができる」「茶道ができる」などの意見がそれぞれ出されました。
 「男のくせにとか、女のくせにとか言われることもありますが、その前に人間らしくあることが大切です。ちょっとはみ出していてもそれでいいんです。」と話し、沖縄では共働きが多く上手に家事を分担をしている事例を紹介し、男女共同参画社会に触れました。
 そして、ギリシャ神話のアントルリウスの話に触れ、「人は生まれる時に自ら性を選ぶのではなく、偶然男となり女となっている。そして大人になり、それぞれがパートナーを選択し、子供を持つか持たないかの選択をします。皆さんは自分探しの時期を生きており、人と違っていたっていいし、今大切なのは自分を見つめること。自分を大切に思うこと」と話しました。
 その後、母親らのアドバイスを受け、五が月児の赤ちゃんをだっこしたり、離乳食を与えたり、貴重な体験をしました。

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