新年明けましておめでとうございます。
読谷村長
安田慶造
輝かしい「うま年」を迎えるにあたり、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
昨年中は村政運営に当たり、
村民各位の深いご理解と格別なるご協力を賜り、衷心より感謝の意とお礼を申し上げます。今年も村民福祉向上の為に精一杯頑張ってまいりますので、村民の皆様方の変わらぬご指導、ご鞭撻を心からお願い申し上げます。
昨年の年頭の挨拶で『新たな世紀が人間の尊厳が重んぜられる社会であります様に』との希望を申し上げたところでありましたが、米国において史上例を見ない悲惨な事件が発生し、多くの尊い人命が奪われましたことは誠に残念でなりません。亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、全世界の人々と共に手を携え、真の世界平和実現のための努力を更に押し進めなくてはならないと痛切に感じております。
さて、昨年の本村を顧みますと、沖縄サミットで出会いましたEU(欧州連合)関係者の深いご理解とご尽力を得て、古堅・読谷の両中学校とフランスの学校とのインターネット交流事業をスタートすることができました。日進月歩のIT社会の状況を踏まえつつ、当面はネット上の交流を継続していく中で、既にスタートしております「海外ホームスティ派遣事業」と併せて、将来的には人的な交流にまで発展させ、国際化・情報化時代に対応できる人材を一人でも多く育成出来ればと願っております。
また、昨年は「読谷紅イモ」の生みの親とも言えます「佐久川清助」の生誕一五〇年に当たり、紅イモによる地域づくりの更なる発展をめざして様々な記念事業を展開してまいりました。また、長年の懸案でありました生イモの県外出荷を可能にする「紅イモ蒸熱処理施設」が節目の年に完成しましたことも、何かの巡り合わせでありましょうか。スタートしたばかりの事業ではありますが、これは読谷村はもとより沖縄県にとっても歴史的転機であり、県内外で「紅イモ」のブランドとしての地位を築きつつある「よみたん」の知名度を更に高める強力な柱が出来たと期待を寄せているところであります。
昨年末には、第三回目の「ウチナーンチュ大会」が県全体で盛大に開催されました。世界各地で暮らすウチナーンチュのバイタリティーと自らのルーツを大切にする思いは私達の想像以上のものがあります。沖縄は小さな島国ではありますが、毎回多くの方々が参加されております姿を見ました時、先人の残した「沖縄人の誇りと自信」が国や言葉の壁をこえて全世界に根付いていることを感じます。本村にもハワイを中心として約百名の方々が「里帰り」をされ、「読谷まつり」の舞台でフラダンスを披露しまつりを大いに盛り上げました。
基地問題では、「楚辺通信所」「読谷補助飛行場」の平成十七年中での返還が示され、
残された期間は四か年と差し迫ってまいりました。返還と同時の事業導入には、計画に伴う国や県との調整作業も必要であり、決して時間的な余裕はないと思っております。既に返還されました軍用地も含めた跡地利用計画策定のためには、関係各位の主体的な取り組みが不可欠であり、尚一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。
二〇〇二年の門出にあたり、各方面での皆様方の更なるご活躍とご家族のご健康、ご多幸を祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。
謹賀新年
読谷村役場
村長 安田 慶造
助役 松田 重信
収入役 桃原 英夫
総務企画部長 島袋 強
生活福祉部長 与那覇守丈
建設経済部長 當山 弘
総務課長 山内 薫
企画分権推進課長石嶺 傳實
会計課長 伊佐 稔
税務課長 津波古幸夫
住民課長 町田 光枝
福祉課長 上地 力
健康共生課長 新城 正光
保険年金課長 玉城 隆
農業推進課長兼 長浜 功勇
農業委員会事務局長
商工水産課長 山内 順盛
土木建設課長 新城 正雄
都市計画課長 波平 栄善
読谷飛行場
転用推進課長 池原 栄順
水道課長 仲宗根盛良
消防長 新城 真栄
診療所長 玉城 修
診療所事務長 仲宗根昌栄