全県的な取り組みへ向け
松食い虫根絶で防除デモンストレーション
「県木リュウキュウマツを守ろう!」をテーマに平成十三年度松くい虫防除デモンストレーション(主催、沖縄県・読谷村)が十一月十九日に座喜味城跡公園に国、県・村及び緑化・森林林業団体等関係者約千人が参加して開催されました。
主催者を代表して牧野副知事は「松の木は県民にとって特別の郷愁を誘っている樹木で、松くい虫の被害が拡大しており残念です。県では、『リュウキュウマツ保全条例』の制定及び平成十四年度から五年間で県民参加の『松くい虫ゼロ大作戦』がスタートし、松食い虫根絶に向け全県的に取り組むことになっております。」と述べました。
開催地代表あいさつで安田村長は、「読谷村では緑化に努め、推奨木として街路樹にリュウキュウマツを植栽しています。せっかく植えても被害を受けるのでは残念で悲しいことです。何時の日か昔の様な緑豊かな環境となるよう頑張っていきましょう。」と述べました。
式典後、八班の作業班に分かれ森林組合連合会の作業員が立ち枯れした松をチェーンソーで切り出し、輪切りにされた抜木を参加者が運び出し、それをチョッパーで粉砕して松木の中のカミキリムシの幼虫を駆除しました。