今回始めての制度導入
読谷村学校評議員へ辞令交付
十一月二十七日、読谷村文化センター講座室において読谷村学校評議員(三〇人)に喜友名正輝教育委員長から辞令が交付されました。
学校評議員は、校長の求めに応じて学校運営について意見を述べるために設置される制度で、学校・家庭・地域が手を携えて、よりよい教育の実現を目指すとともに学校の自主性・自立性を高め、校長が地域の声をさらに一層把握しながら適正に学校運営を行うことを支援していくものです。特に新学習指導要領は、「総合的な学習の時間」を重視しており、学校行事からさらに地域行事やボランティア活動への参加を促すため、地域の人々や学習環境を積極的に活用するなど、家庭や地域の方々の協力が必要不可欠となっています。
喜友名委員長は、「子供たちを多様化した社会に送りだすため、教科書ばかりを教えるのではなく未来を見据えて子供たちを支援する立場に立つ教育が大切です。それには情を大切に人としてバランスのとれた人づくりが望まれています。読谷村は読谷まつりに見られるように地域と世代間との関わりが見られ、他の市町村の先駆けとなっています。」と述べました。
比嘉隆教育長は、「学校教育は多くの問題を抱えております。学校側が困っているときに是非支援してもらいたい。これからの教育は、家庭・地域が一体とならないと進展しないという認識があります。この制度がスムーズに運営されるようご配慮をお願いします。」と述べました。