読谷村学力向上対策実践報告会を開催
二月八日、「学習意欲を高め、基礎学力の向上を図り、心豊かなたくましい幼児・児童・生徒を育てる」を実践テーマに「ー学校、家庭・地域社会の連携を通してー」をサブテーマとして、読谷村学力向上対策推進協議会(長浜宗則会長)主催の「学力向上対策実践報告会」が文化センター鳳ホールで開催されました。
会場には来賓をはじめ、村内各小・中・高の校長や教諭、PTA関係者が出席して開催されました。
長浜会長は、「現在の子供たちは豊かな物質文明の中で、自然とふれあう機会が少なくなっています。自然に触れ合うことによりたくましく生きる知恵を得ることができます。自然の中での共同体験の機会を作ることにより集団生活、社会生活のマナーやルールを学ぶことができます。」と総合学習の意義について述べました。
比嘉隆教育長は、「この報告会は、一年間の教育実践活動を振り返りますが、総合的にレベルアップしていると自負しております。平成十四年度から、学校週五日制の下、新教育課程がスタートします。新しい学習指導要領は、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考えるなど『生きる力』を育むことを目指し、その基盤としての、基礎・基本を確実に身につけさせることを求めております。今後とも、本学対の充実・発展のため特段のご奮闘をお願いします。」と協力を求めました。
その後、実践報告会では報告者がパソコン機器等を活用し報告が行われました。
知花伸雄学対事務局の実践報告を皮切りに、幼・小・中学校連絡協議会(四人)、家庭・地域教育推進協議会(三人)からそれぞれの実践報告がなされ、その成果と課題などが提起されました。
講評に立った中頭教育事務所の松田平次主任指導主事は、『平成十三年度 実践報告書』を手にして「どの学校も地域との組織がしっかりしている。また、目標がしっかり立てられ、きめ細かい計画と実践が図られており、当然成果も現れています。この報告書を持ち帰り好事例として紹介したい。」と実践報告会へ最大の賛辞を表しました。