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2002年3月発行 広報よみたん / 10頁

農業生産法人「はんざ農産」が設立 波平公民館で祝賀会を開催

農業生産法人「はんざ農産」が設立 波平公民館で祝賀会を開催

 一月九日、波平公民館において県内で二七番目、村内で宇座ファームに続いて二番目の「はんざ農産」が設立され、その祝賀会が開催されました。
 設立祝式であいさつに立った比嘉義昭社長は、「基幹作物であるさとうきび生産者が高齢化し、後継者不足及び労働力不足の状況で、事業を導入し、生産農家のニーズに対応するため、本日設立の運びとなりました。」と紹介し、参加者に感謝と協力を呼び掛けました。
 「はんざ農産」は、国内農業生産流通体制整備強化対策事業の補助を受け、植え付けから肥培管理、収穫作業を機械化することで一貫生産を可能にし、農家の経営安定を図ることを目的としています。
 今期の操業期は一月二十一日から三月三〇日までと決まり、波平地区で三千トン余りが見込まれ、他字の収穫量を加味して今期のはんざ農産の収穫見込み目標を六千トンとしています。
 安田村長は、「こうしてはんざ農産が計画から一年で立ち上げが実現したことは素晴らしいことであり、当初農家では畑が荒れるとしてハーベスター導入への抵抗感がありましたが、時期的に高齢化問題を解消するいい機会となります。経営面で厳しい局面を迎えることもあろうかと思いますが、三人が心を一つにして農家の皆さんの期待に応えられるように発展してもらいたいと思います。」と激励しました。

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