(3)ゆんたんざ文化づくり
「読谷まつり」は今年で二八回目を迎え、村内外から訪れるみなさんに感動を与えており、引き続きその充実に努めてまいります。
美術館は地域に根ざした美術館として、「第二十二回アンデパンダン展」や「読谷やちむん展」を開催し、村民の美術工芸作品にふれる機会を提供してまいります。また、特別企画展として「作家三人展」や「沖縄美術・復帰三〇年軌跡と展望展」を実施いたします。
歴史民俗資料館は、身近な資料館として活用できるよう資料の調査整理、展示に努め、新たに収蔵品デジタル化事業に取り組んでまいります。
文化センターでは、鳳ホールを中心とした多彩な催しを実施し、その活用を推進するとともに、読谷村文化協会をはじめ、村民の活動を支援してまいります。
また、座喜味城跡を活用し「史劇 護佐丸」の上演や児童ミュージカル、児童生徒による組踊「執心鐘入」に取り組んでまいります。
地域文化の交流促進につきましては、池田町児童生徒交流、淀江町子ども会交流、海外移住者子弟研修生受入事業を継続実施してまいります。
今年は、読谷村から八重山米原地区に二七世帯が入植してから五〇年になります。遠く八重山の地で頑張っているみなさんを激励し「米原公民館入植五〇周年記念事業」を支援してまいります。
(4)ちむ美らさの人づくり
今年度から学校週5日制が完全実施されます。学校・家庭・地域と連携した総合学習の充実に努めるとともに、引き続き基礎的基本的事項の指導徹底と、児童生徒の基本的生活習慣の形成を図ってまいります。
また、国際化・情報化などの社会変化に対応できる人材育成として、中学生を対象とした海外ホームステイ派遣事業や英語ストーリーコンテストを実施します。
今年度はフランスに生徒を派遣し欧州インターネット交流事業の拡充に取り組み、引き続き情報教育の充実に努めてまいります。
教育環境の整備につきましては、古堅幼稚園園舎改築事業、喜名幼稚園防音改造事業を実施いたします。
生涯学習・社会教育につきましては、ふれあい交流館での各種講座の開催や村立図書館の利用拡大に努め学習機会の充実を図るとともに、社会教育団体の育成指導も引き続き促進してまいります。さらに、楚辺多目的ホール建設事業に着手し、地域の生涯学習の拠点として整備してまいります。
スポーツ振興については各種スポーツ大会、教室及び指導者育成を実施し、学校体育施設の開放利用についても内容を充実させ、村民の健康増進に努めます。
プロ野球中日ドラゴンズの春季キャンプも六年目を迎え、交流試合や野球教室を行うなど村民と交流の輪をひろげております。