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2002年7月発行 広報よみたん / 2頁

安保の丘で超党派議員が抗議集会

安保の丘で超党派議員が抗議集会

五月二十七日、嘉手納基地が一望できる通称「安保の丘」で「住民が安心して暮らせる町を取り戻すまで頑張ろう」と、嘉手納基地に隣接する超党派議員団が抗議集会を開催しました。
 安保の丘には一〇〇人余の議員団、役場職員が結集し、米軍への怒りを込めて口々に強く抗議し「ガンバロー」を三唱しました。
 読谷村議会を代表した佐久間盛夫議員(基地調査特別委員長)は、読谷村議会の基地問題への取り組みを紹介し「基地問題に対して東京と沖縄ではかなりの温度差がある。基地周辺市町村が新しい運動体として取り組み、日本政府に声をあげなくてはならない。」と訴えました。
 安田村長は、「事件事故のある度に抗議しているが、私たちの目線に立った対応がなされてない現状である。未だに五七年前の占領意識がなくならない。甘い考えで対応されたのでは県民のうねりに発展することになる。」と述べました。
 抗議集会では以下の決議がなされました。
 決議
一、事件、事故にかかわる通報をすみやかに行える体制を確立すること。
二、事件、事故の早期原因究明と公表、再発防止を徹底すること。
三、午後七時から翌朝七時までの航空機の離発着を禁止すること。
四、在沖米軍の集中配備を見直し、兵力の削減を行うこと。
五、日米地位協定の抜本的改定を図ること。
      以上決議する。
平成十四年五月二十七日
米軍基地から派生する諸問題に抗議する沖縄県市町村超党派議員団 

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