喜名区「黄金森」を整備
六月六日、喜名区の拝所の一つ「黄金森」が整備され、その落成式が行われました。
落成式では、喜名区を代表して比嘉自源さんが完成を祝う祈願がなされ、区民五〇人余が黄金森碑の建立を祝いました。
黄金森の場所は、嘉手納弾薬庫地内の黙認耕作地域にあり、戦後ブルトーザーで敷きならされた経緯があり、その場所が判然としませんでしたが、この度、古老らの教示によりその場所を確定しての碑設置となりました。
黄金森は、『喜名誌』によると、「クガニ森は森とは名の付くものの、畑地帯に囲まれた平坦な所に雑木が生い茂っているだけで、これといった拝所もない。村で毎年旧暦一月三日ハチウガン(初御願)という村の繁栄、健康、豊作を祈願する行事がグーフンニーで行われるが、これに先だって村の宗家の人や役職にある人たちによりこのクガニ森での祈願がなされる。」と紹介しています。