思春期ふれあい体験学習
命の尊さを実感
六月二十八日、古堅中学校の生徒二六人(総合学習食環境受講生徒)が参加する中、読谷村文化センター中ホールにおいて平成十四年度思春期ふれあい体験学習が開催されました。
思春期ふれあい体験学習は、思春期にある中学生が乳児や母親との交流を通して、子育ての喜び、大切さを知り、命の尊さを実感してもらい、そして、自分がどんな親になりたいかを考える機会にすることをねらいとしています。
ふれあい体験の前に、中部福祉保健所の糸数公(とおる)医師から「命について考える」と題して講話があり、生徒たちは熱心に耳を傾けていました。
糸数氏は、思春期に見られる男女の性徴を説明し、「しかし、個人差があるので必ずみんな同じペースでなくても心配要りません」と述べました。また、「人がセックスするのは、子孫を残す意味で大切ですが、現代社会は性を商品化した情報が氾濫しています。安易なセックスは当然妊娠や性感染症にかかる可能性があり、危険です。」と諭し、責任ある性行動を選択するよう話しました。
講話の後、生徒たちは離乳食実習を終えた母親らと一緒に乳児をだっこしたり離乳食を与えたりして貴重な一時を過ごしました。