村内五幼稚園の先生方が研修会
八月九日、ふれあい交流館講座室において平成十四年度読谷村幼稚園会研修会が開催されました。
研修会では、実践報告として「放課後児童健全育成事業についての状況報告」「学対の取り組みについての中間報告」、比嘉隆教育長の講話、昼食を挟んで沖縄福祉保育専門講師の大西栄保先生による実技研修「身近なものを使っておもちゃを作ろう」と盛り沢山のプログラムで研修を閉じました。
講話の中で、比嘉教育長は、平時における今日の教育改革をどうとらえるか、学習の適時性「幼児期で養うべきもの」、家庭の教育不在(家族機能の喪失)、励ましの三つの条件(アメリカインディアンの教えより)、「ほめること」と「叱ること」、「教育は国家百年の大計」といわれる等、多岐にわたって教育講話がなされ、「皆さんの学校が良くなることで教育が変わる。遊びの中で豊かな想像力や人間性が養われる。戦後教育の中で忘れられたのが道徳教育で、善悪の判断をしっかり教えることが最も大切。」とし、「家庭は人間性の基礎を作る場であり、あいさつにはじまる躾や家庭で役割分担をつくることで人間が助け合って生きていくことを学ぶ。」と家庭教育の基本について触れました。また、「人間として最低のルールを教え、ほめることや叱る行為は、抽象的な言い方では伝わらない、具体的な行為を取り上げることが大切である。」として、「人生を生きていく際に、社会に役立ちたいとの意識が大切で、所属感・存在感・充実感を育んで欲しい。」「教育の結果はすぐに出るものではなく、今、子供たちを一生懸命育てることで、後世の歴史がその評価をするでしょう。」と結びました。