石川市・読谷村文化交流
「恩義返しさびら」
1945年4月、沖縄に上陸した米軍は石川をはじめ、各地に収容所を設置し、住民の保護政策を進めた。特に石川市には、同年8月に戦後最初の政治機構である沖縄諮詢会が置かれ、文化・経済活動が胎動した。松・竹・梅の公立劇団が誕生して人々の心に灯をともし、芸能家らは三線を片手に「命ぬ祝儀さびら」と勇気を与えた続けたという。そのおかげで多くの住民が石川の地で沖縄戦の心身の疲弊をいやし、新たな出発を歩むことができたのである。
収容所時代を経て石川の地で根を下ろした村民もおり、読谷との親戚づきあいなどをとおして強い絆で結ばれてきた。
今年は戦後57年を迎え、復帰30周年の節目にあたる。終戦後過ごしたあの土地で、平和の意味を考え、人間としての恩義の大切さを継承するため、石川市文化協会のご協力を頂き、石川市の皆様とのさらなる友好を深める「恩義返しさびら」を開催する。
日 時:10月19日(土)午後2時
12時30分 読谷村文化センター前集合
場 所:1、世栄津を中心とした石川各地
2、石川市中央公民館(交流・懇親会)
参加者:石川市・読谷村文化協会会員、行政・議会関係者、一般参加希望者、民俗芸能出演者
参加費:3,000円(交通費・懇親会費込)先着150名
問い合わせ:文化センター ℡982-9292