「松くい虫ゼロ大作戦」県民大会を開催
九月十八日、座喜味城跡公園において、第一回「松くい虫ゼロ大作戦」県民大会(主催、松くい虫防除県民連絡会議)が開催されました。
同県民大会は、松くい虫防除の重要性及び意識の高揚を広く啓発するとともに、松くい虫被害木の徹底駆除の推進及び被害のまん延防止を図ることを目的に開催されました。
座喜味城跡公園には、国・県・市町村をはじめ米軍関係者や読谷村の各種団体から総勢一、二〇〇人が参加して被害木約一六〇本が伐採されました。
主催者あいさつで稲嶺県知事は、「世界遺産に登録されたここ座喜味城跡公園で開催しましたが、中北部を中心に松くい虫の被害は甚大でさらに激化する兆しをみせております。予断を許さない状況であり、五年計画でゼロ作戦を推進するので県民の協力を仰ぎたい。」と述べました。
また、地元開催地を代表して安田村長は、「座喜味城跡周辺は松を植林し公園整備を進めてきました。また、毎年残波岬でも植樹祭を開催し、その樹木の生長をたのしみにしていますが、せっかく植えた松が枯れてしまうのではないかと不安を感じております。この大会を機に松林を守る意識が根づくことを期待します。」と述べました。
開会式後、森林組合の職員が立ち枯れした松を伐採、処理作業のデモンストレーションも行われ、参加者らは切り出された松木の運び出し作業を行いました。