国民年金保険料の納付は国民の義務です
日本国内に住所のある二十歳以上六十歳未満のすべての方には、国民年金への加入が義務づけられています。ところが最近、加入していても保険料を納めない人が増えていることから、「国民年金はつぶれるのではないか」と心配する声がよく聞かれます。
しかし、未加入者と未納者を合わせた数は、被保険者全体の五%に過ぎません。また、社会保険方式をとる国民年金では、保険料納付に応じて年金額が決まるので、未加入・未納期間分については将来の年金給付はなく、「ただ乗り」は生じない仕組みですので、保険料を納めない人の増加が、公的年金の財政を大きく揺るがし制度を崩壊させる、という状況にあるわけではありません。
だからといって、「自分は年金が貰えなくてもいい」、だから「保険料を納めなくてもいい」ということにはなりません。
保険料を納めない人は、世代間扶養という社会連帯の輪の中で、自分の義務を果たしていないばかりではなく、他人の保険料によって自分の親の老後を心配しないでいいという、公的年金の恩恵だけを受けていることになるからです。また、未加入・未納者が増えると、保険料が上昇し、頑張って保険料を納めている人に迷感をかけることにもなります。
国民年金への加入、保険料の納付は、自分だけの問題ではないのです。必ず加入し、きちんと保険.料を納めましょう。
なお、経済的な理由などにより保険料を納めることができない人のために、保険料の免除制度があります。この制度を利用するためには、申請手続きが必要です。
(お問い合わせ)
役場保険年金課国民年金係
℡九八二ー九二一二