先進農業支援センター起工式
跡地利用の推進拠点に
読谷補助飛行場跡地において十月二十八日、先進農業支援センター(農地整備工事)の起工式が岡﨑匠那覇防衛施設局長、吉田正嗣沖縄総合事務局長他、役場・議会・区長及び工事関係者多数が参加するなか開催されました。
この先進農業支援センターは、読谷飛行場転用基本計画の一環として位置づけられ、農業従事者の育成、先進農業の振興を目的としています。
整備事業については、平成九年度からの沖縄米軍基地所在市町村活性化特別事業(通称、島懇事業)によりこれまで調査、設計等が進められてきました。
安田村長は、「こうして無事起工式を迎え感無量です。総合事務局をはじめ防衛施設局等関係機関と議論を重ねてまいりました。改めてこれまでのご配慮に感謝いたします。この整備事業が完成することで読谷飛行場全体の事業計画が見えてくることに大きな期待を寄せています。」と感慨深く述べました。
【先進農業支援センター概要】
試験ハウスでは、紅イモバイオ苗増殖、サトウキビ側枝苗増殖を行い、野菜類は無農薬有機農法により農地・施設を利用し、本村の農業課題である農業従事者の育成、高収益型農業の振興、土壌改良、販路開拓等の支援を目的としています。
□施設・農地
・センターハウス 一七六㎡
(建物及び試験ハウス)
・農地造成 二〇・三ha
(畑地一三・九ha、ビニー ルハウス五・五ha)
・集出荷施設(花・野菜、保 冷庫・出荷場)
・循環資材センター(廃食油 精製施設でディーゼル燃料 を精製)
□総事業費
約二七億四、七〇〇万円