第十八回読谷村駅伝大会
手に汗握る逆転劇 白龍(喜名小)の大応援を背に十チームが健脚競う
十八回読谷村駅伝大会(主催・読体協、与那覇清徳会長)は、十一月十日に役場庁舎構内を発着点とする八区間、四十㎞のコースで十チームが参加して行われ、波平体協が最終区間(八区)で首位を走る、喜名体協を捉え、首位を奪還。二時間三六分三二秒で三年振りの優勝を果たしました。
今大会には、喜名小学校の「白龍」メンバー総勢四〇人が応援に駆けつけ、スタートから最終区間のランナーがゴールするまで太鼓やドラで三時間余にわたる声援を続けました。また、レース終了後、手に汗握るレースを展開したランナー、それを支えた大会役員、各字応援団に素晴らしいバチさばきを披露し、大会を盛り上げました。
【レース展開】
レースは、十時の時報とともに与那覇会長のピストルの合図で一斉にスタート。
波平体協は一区で首位に三十秒差の四位スタート。二区、三区で首位とのタイム差は徐々に開きました。しかし、首位との差、二分三十秒でたすきを受けた四区(五㎞)天久農選手の区間二位、五区(五㎞)天久武俊選手の区間賞の力走で徐々に順位を上げ、六区(六㎞)大城賢二選手の区間二位の走りで首位を走る喜名を抜き去りトップに立つが、七区で喜名体協に再逆転されました。そして、二位(首位とのタイム差六秒)で最終区(八区)にたすきをつないだ波平体協は、マスターズの名ランナー宇良宗光選手がその年齢を感じさせない区間二位の力走で再びトップに。その後は会心の走りで二位を徐々に引き離し、三年振りの優勝を果たしました。
一区で五位スタートとなった喜名体協は、二区で七位まで後退するが、三区(三㎞)波平知君(読谷中学校)が五位に、四区の山田稔選手が二位に競り上がり、五区(与儀正和選手)と七区(宇栄原敏夫選手)では首位に立ちましたが、八区で波平体協に再逆転され、そのまま二位でゴールしました。
前回大会から新設された中学生区間(三区
三㎞)では、各チームの中学生選手が、これからの本村の長距離界を担うにふさわしい力強い走りを見せ、区間賞を目指して激しいデットヒートが展開されました。その結果は、混成チームから出場した、城間一朗君(古堅中学校
渡具知)が大会新となる、十分七秒で区間賞を獲得しました。