年頭のご挨拶
読谷村議会議長 前田善輝
二〇〇三年の新春を迎えるに当たり、読谷村議会を代表いたしまして、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
村民の皆様、あけましておめでとうございます。
皆様には、希望に満ちた輝かしい新年をお迎えのこととお喜びを申し上げます。
私は、昨年九月三十日に開催されました村議会定例会におきまして、議会議長の職につくことになりました。就任後、微力ながら円滑なる議会運営と村政の進展を期してまいりました。今後とも、誠心誠意全力を傾注し、村民の意思決定機関としての責務を果たしていきたいと存じます。
我が読谷村議会は、一九六二年二月二日、第十三回全国町村議会議長会において沖縄県から初めて優良町村議会として表彰を受けております。議会には当時の安井謙自治大臣より賜りました扁額「和不而同」を掲げており、村執行部と議会とは車の両輪に例えられるように村発展のために今後とも鋭意努力してまいる所存でごさいます。
さて、昨年一年を振り返りますと、平成十三年十二月議会定例会において、消防に関する事務を比謝川行政事務組合に移し、読谷村、嘉手納町、北谷町で消防業務が共同処理されることが可決されました。
それを受け、いよいよ四月一日付けをもって、ニライ消防本部、読谷消防署が開設され、本村における火災・救急や災害等については両町村の消防力を総動員できる態勢をつくり総力をあげて住民の生命財産を守るように組織されております。
今年も村民総参加の読谷まつりをはじめ文化センターを中心に読谷文化が花開きました。その一端を紹介しますと、文化協会主催の文化祭(一月)を皮切りに、成人式典では、成人者一人ひとりが壇上にあがり近況報告がなされ、各人がすばらしい門出をつくりあげました。また、村の子供たちの優れた感性を見事に発揮した創作ミュージカル「あかのこ」の公演(三月)、組踊「執心鐘入」(七月)、子ども芸能祭(九月)、読谷まつり(十一月)等での子供たちの活躍は各種スポーツに留まらず文化活動においても盛況を呈しておりました。
県外・国外からは、衆議院議員予算委員会一行(一月)、フランス・タラスコン市代表団二月)が読谷村を訪れ、読谷山花織やヤチムン等本村の伝統文化に触れ、紅イモ加工食品に舌鼓を打ちました。
昨年は大きな選挙もあり、二月には安田慶造村長が二期目の当選を果たされ、九月には村議会議員選挙が実施され、二十二人が当選。各自村民の福祉向上に邁進すべく決意を新たにいたしました。また、時期を同じくして農業委員選挙があり十六人の選挙委員及び五人の議会等推薦委員が誕生しました。
事業面では、読谷給食調理場の完成(四月)、読谷西部地区集落道路改良舗装工事(四月)、読谷福祉作業所の完成(四月)、南保育所改築工事(十月)、先進農業支援センター工事着工(十月)等がありました。
また、地域に開かれた議会をめざし、議会広報特別委員会によって編集発刊されております「議会だより」も第十一号を数え、村民から好評を得ております。
今年も心新たに地方自治の進展をめざし、村勢発展に一生懸命頑張って参りたいと存じます。引き続き、村民各位のご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げますと共に、村民の皆様のご健勝とご繁栄を心より祈念申し上げ、年頭のごあいさつといたします。
謹賀新年 読谷村議会
議 長 前田 善輝
副議長 知花 勝
議 員 知花 徳栄
源河 朝法
當山 勝吉
長浜 宗則
仲宗根 悟
比嘉 郁也
新垣 修幸
嘉手苅林春
當山 眞市
伊波 篤
城間 勇
比嘉 正道
照屋 清秀
山内 清高
山内 政徳
當山 弘
喜友名 昇
知花 昌一
山城 正輝
佐久間盛夫
事務局長 天久 勲