読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2003年1月発行 広報よみたん / 4頁

明けまして おめでとうございます 読谷村教育長 比嘉 隆

明けまして おめでとうございます 
  読谷村教育長 比嘉 隆

 二十一世紀の扉が開かれた今、我が国では諸々の抜本的な改革がなされようとしていますが、長引く不況で明るい兆しが見えず、新春と言っても、必ずしも晴れ晴れとした気分にはそうそうなりきれない昨今の世相であります。
 人類の歴史は常に先人の「克服への挑戦」であったことを考えれば、いつの時代でも問題のない新春などないのかもしれません。そのような考えに立ちますと、私たちは過ぎ去った一年に何か満ち足りなさを感じながらも、新たな年に何かありそうな、あってほしいという思いは誰しもが抱く共通の心情であろうと思います。
 さて、教育委員会の一年の歩みを各課の事業で特徴的なものだけを列挙し紹介することにします。
 平成十四年四月から、完全学校週五日制が実施されるとともに新しい学習指導要領が全面実施されました。
 各学校には、基礎・基本の確実な定着を図り、それを基に、自ら学び考える力などの「確かな学力」を育むという新しい学習指導のねらいを実現するため、生徒一人一人に応じた指導を充実することが求められています。
 教育委員会としましても、国・県の施策を受けて「読谷村教育委員会主要施策」を策定し、その実施に鋭意努力しているところでございます。従いまして、その成果は平成十五年度に正念場を迎えることになります。
○古堅幼稚園舎新増改築事業
 鉄筋コンクリート平屋の着工、平成十五年三月竣工。
○喜名幼稚園舎改造防音事業
 除湿換気の設備設置、平成十五年三月完備。
○学力向上対策実践報告会の推進
 各小学校、中学校、高校とも連携を深め、実践主題を決めて実施。
 読谷高校の進路指導の充実は県下でも高い評価。
○授業改善に意欲的に取組み「確かな学力」を育む
 各小中校の自主的な取り組み、相互授業の推進により教師の指導・実践力を高める。
○中学生のインターネット交流事業の実施
 フランスに中学生二名派遣し直接交流を実施(十二月)。
○心の教育相談員活用調査研究委託事業の充実
 近年、中学生による問題行動が社会問題化している折、特に力を入れる。
○青少年センターによる教育相談の充実
 不登校生徒の学校復帰に向けての支援活動の推進。
○児童生徒交流事業の実施
 第二十一回北海道池田町交流事業、第八回鳥取県淀江町、読谷村子ども会交流事業。
○地域文化交流フェスティバル派遣事業の実施
 宇座青年会(十五名)、北海道新冠町との交流。
○楚辺多目的ホール建設事業の計画、実施
 平成十五年工事発注に向けた業務の推進。
○子ども放送局開局
 村立図書館に五月十八日に開局、夏休み親子工作教室。
○健康づくり村民の集い実施
 生き活き健康づくりのため多彩なスポーツ行事の実施。
○文化センター鳳ホールで多彩なイベントを開催
 児童生徒が演じる組踊「執心鐘入」公演、本物の舞台芸術体験事業、第八回村民音楽祭、児童ミュージカル等。
○村民芸術劇場=演劇「護佐丸(天の巻)」(十一月二十四日)座喜味城跡で実施
○読谷村史発刊事業
 読谷村史「第五巻資料編4戦時記録上巻」の発刊。
 歴史民俗資料館紀要、読谷村民話資料集(十五)発刊。
○特別企画展の実施
 読谷やちむん展、第二十二回読谷アンデパンダン展、特別企画展「沖縄美術・復帰三十年軌跡と展望」展等々。
「生きる力」を育む、子供たちの体験活動は、地域の多くの大人の皆さんに支えられています。その体験は、これからの人生に大いに役立つことと思います。
 今後なお一層、家庭、学校、地域が一体となって、子供たちの健やかな成長を育んでいきたいものです。村民各位のさらなるご支援、ご協力をお願い申し上げまして新年のご挨拶といたします。

 謹賀新年
   教育委員会

教育委員長   喜友名正輝
教育委員    知花 江美
        池原美恵子
        宮平 永金
教育長     比嘉  隆
教育次長    上地 正一
教育総務課長  照屋 清健
学校教育課長  知花 伸雄
生涯学習課長  山内 源徳
文化振興課長  名嘉真宜勝
文化センター課長長浜 眞勇
美術館長    濱元 朝雄
ふれあい交流館長照屋 林?

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