保育の窓五
親子づれで保育まつりをたっぷり楽しむ!
子育てを地城全体で支え合い、分かち合おう。
みんなで遊びにおいでよ「子育ての輪をひろげよう。子供の文化を伝えよう」とのねらいのもとで今年も村立三保育所主催による第六回保育まつりが十一月十六日、文化センターふれあい広場や中ホールで開かれ、園児や保護者、地域や福祉・保育関係者ら五〇〇人余が参加し賑わいました。あいにくの小雨模様の中で、張りきる三保育所の年長クラスの子供たちが、パーランクーや小太鼓を手に、いさましく打ち鳴らし、郷土色豊かなエイサーで華やかにオープニング。その後、南保育所の年長児の三匹の子ぶたのオペレッタや年中クラスの遊戯を披露。また、ホールでは、展示物、給食、読み聞かせ、遊びなど多彩なコーナーがあり、舞台では、子供たちによる琉舞、空手、職員による進貢船や母子推進員によるアンパンマンのぺープサートと数多くの催し物で賑わい、終日、親子づれでたっぷり楽しみました。
昨年から、母子推進員の方々が保育まつりに参加し、地域と共に創り出し、楽しみを共有することに大きな成果が上がりました。
今、子供と家庭を取り巻く環境は、核家族や少子化の進行、家庭における子育て不安、地域では子供を見守るという社会的な養育機能が低下している中、子供を家庭や地域の中でうまく育てられない。母親は育児不安でイライラ孤独になり、ノイローゼが増え、子育てが出来ない状況が増えている昨今、そのような母親のためにも保育所の果たす役割が大きくなっています。今や、保育所は入所児童の保育のみならず地域の子育て支援センターとしての重要な役割を担っています。これからの子育ては、社会全体で支援をし、次代を担う子供たちがすこやかに生まれ育つための環境づくりを、親も地域の人々もみんなで担い合い、支え合い、分かち合いたいものです。
北保育所 知花キミ