フランスとの交流の思い出
読谷中学校二年 仲宗根良直
僕は、今度「読谷村中学生フランス派遣事業」の一人として、古堅中学校の河村君と教委員会の知花先生の三名でフランスを訪問し、多くの貴重な体験ができとても素晴らしい思い出をつくることができました。
今回の日程は、十二月二日
から八日までの一週間で、フランスの二つの学校と、EUフランス代表部を訪問しました。
今度の交流で、僕が一番感動したのは、何といっても、学校訪間における先生・生徒のあたたかい歓迎と、僕たちがひろうした空手演武と琉球舞踊にとっても関心があり、全員が真剣に見てくれたことと、その後の大きな拍手と声援はとても素晴らしく、また多くの質問があったことです。
十二月三日に訪問した最初の学校は、小学校・中学校・高校が一つになった「リセ・アンテナショナル校」でしたが、まずはじめに小学校六年生と中学三年生の授業参観と、自己紹介・読谷村の紹介の後、全員が昼食を取る大きな食堂で空手と舞踊をひろうしました。その時の大きな声での声援と拍手は、とても気持ちのいいものでした。また、その後の質問や交流もとても活発で、すてきな交流が出来ました。
十二月四日に訪問した学校は「セーブル高校」でしたが、その学校では日本語を勉強しているクラスの生徒との交流でした。自己紹介も全員が名前と年齢を日本語で行い、とてもよいふんいきでした。その後、多くの生徒の前で空手と舞踊をひろうしましたが、生徒の中には、日本に留学して踊りを習った生徒もいて、とても細かい内容まで聞いてきたので、ビックリしました。
二つの学校と交流して感じたことは、沖縄のこと、日本のことにとても関心があり、みんながとても明るく楽しい生徒たちであったことです。
今回の交流の目的は、これからEUやフランスの生徒との交流のきっかけをつくることであり、僕もメール等を勉強して、情報のやりとりをしていきたいと思います。
十二月五日は、「EUフランス代表部」の資料センターを訪問しましたが、そこでは、十人の人が仕事をしているとのことでした。
初めての海外で、そして歴史や文化にあふれるフランスに行くことが出来、これまでテレビや写真などでしか見ることのなかったベルサイユ宮殿やルーブル美術館・オペラ座・ノートルダム宮殿など、とても感動しました。特にルーブル美術館の「モナ・リザ」は本物を見ることが出来、とても素晴らしかったです。
そして、ホテルから見えるエッフェル塔や凱旋門もすばらしくとても勉強になりました。しかし、最初の三日間は「時差ぼけ」に苦しめられました。フランスと沖縄の時差は八時間ですが、飛行機の十三時間の旅も初めてのことで、けっこうきつかったです。
でも、EUの硬貨であるユーロを使った買い物、河村君と二人で地下鉄に乗って観光したことなど、とても良い思い出をつくることができ、今回の交流を企画していただいた安田村長や教育委員会、そして知花先生に感謝して、感想といたします。