フランスとの交流の思い出
古堅中学校二年 河村雄大
十二月一日、僕たちは、中学生派遣交流のためフランスのパリヘと向かいました。十二月二日パリに着くと、そこは日本とは全く違った風景・建物、そして人々、それは、自分が思っていたパリとは予想をはるかに越えたすばらしい光景でした。大きくそびえ建つエッフェル塔、その近くに僕たちの泊まるホテルがありました。そこで、通訳の方と打ち合わせをしました。
そして、一週間のスケジュールを詳しく聞き、この交流の持つ意味の重大さを知り、改めて自分の責任の重さを感じました。
十二月三日、僕たちは、リセ・アンテナショナル校へ行きました。その学校は、小・中・高校とあり、小学校が五年、中学が四年、高校が三年までの計十二年です。
その学校では五年生の日本語を勉強しているクラスと、中学三年生の数学の授業を見学しました。僕は、生徒の皆さんの真剣に授業を受けている姿を見て感動しました。日本語を勉強していたクラスの多くの生徒が日本に来たことがあると聞きとても驚きました。
その後、僕たちはランチルームヘ行き、琉舞と空手を、皆さんに披露しました。僕たちの演技を、真剣に見ている目を見て、とても嬉しく幸せな気持ちになりました。その学校の生徒の皆さんは、元気があり、とても楽しい学校でした。
その学校を出発し、市内見学のために、ヴェルサイユ宮殿に向かいました。すばらしい建造物に胸が踊り、絵画・美術品・シャンデリア・ガーデンすべてにおいて最高に美しいものばかりでした。
十二月四日は、セーブル高校へ行きました。セーブル高校では、日本語の教室があり、その中にも、日本に来た事のある人が、二・三人いました。
そして、とても上手に日本語を話す人が、たくさんいたのには、大変驚き、また嬉しく思いました。
生徒の皆さんに、読谷村のきれいな海、温暖な気候、のどかな風景など、絵ハガキを見せながら説明しました。すると「読谷村に行ってみたい。」と多くの生徒が言いました。
その後、セーブル高校の皆さんに琉舞と空手を披露しました。皆さんの熱い視線を浴び、一段と力が入りました。終える頃には何とも言えない充実感を味わいました。
校長先生は、とてもおだやかな人で楽しい校長先生でした。そして、セーブル高校を後にしてルーブル美術館へ向かいました。有名な美術品がたくさんありました。中でも一番印象的だったのは、美しくほほえんでいる「モナ・リザ」でした。
十二月五日、僕たちは、EUフランス代表部を訪ねました。代表の方はとてもすてきな人で、フランス語だけでなく英語でもお話をして下さいました。代表の方とは、来年の交流についてのお話をしました。
十二月六日、この日はパリ市内見学でノートルダム寺院に行きました。寺院は色とりどりのステンドグラスが駆使され神秘的でした。
そして、少し暗くなった頃エッフェル塔に登りました。パリ市内を眺めながらフランスの歴史の重さを感じました。
十二月七日最終日、友人や家族のためにおみやげを買いにラファエロという大きなデパートに行きました。そして、僕たちはフランスを後にしました。
村長はじめ、教育委員会の皆様、古堅中学校の先生方、そして村民の皆様、おかげさまで素晴らしい経験をさせていただきました。
僕は、この経験をスポーツ・生徒会活動に生かし、今後、より一層勉強に励み、将来、読谷村のために貢献できる大人になりたいと思います。
この交流が、いつまでも続くことを心から願っています。大変ありがとうございました。