海外移住者子弟研修生報告会
南米ユンタンザンチュとの架け橋に
読谷村が平成五年から事業実施している「読谷村海外移住者子弟研修生受入事業」の本年度の研修生、比嘉明日香(ボリヴィア、二〇歳)、田場典秋(アルゼンティン、二八歳)、比嘉ルシアナ(アルゼンティン、二二歳)が十二月四日にその研修の成果を報告しました。
報告会で、石嶺傳實会長は、「研修生の二人がほぼ六か月の研修期間を終えております。今日の研修報告を楽しみにしております。ヒスパニック文化センター等関係者をはじめ、同事業協力会の皆さんの協力を仰ぎ、南米と沖縄の関係をなお一層深める事業にしていきたい。」と述べました。
安田村長は、「これまで二度南米に行きましたが、これまでの研修生が式典等で指導的立場で頑張っていました。六か月の研修期間ですが、展示物にみられますように素晴らしい研修成果を見せてくれました。今後とも沖縄での体験を各々の人生に生かしてもらいたいと思います。」と述べました。
報告会には、受入家族や各地の研修生も参加して行われ、研修の成果を示す各種作品が展示される中、三人は比嘉順実先生の見守る中「阿波節」「安里屋ユンタ」等、三線演奏を披露しました。なお、比嘉ルシアナさんは三月までの研修期間を残しています。