新たな飛躍を目指し
盛大に成人式典を挙行
第三十九回読谷村成人式典が一月十二日に読谷村文化センター鳳ホールで開催されました。
村外在住者を含む今年の成人者は四九九人(男性二四三人、女性二五六人)。会場には成人式らしく華やかな振袖姿やスーツ姿の新成人が集い、厳粛な雰囲気の中で式典が挙行されました。
安田村長は式辞で、「皆さんは厳しい時代に成人を迎えましたが、打ちひしがれることなく、不安を克服し、地域社会と積極的に関わり、自分自身の生き様を切り開いてください。」と激励しました。引き続き前田善輝村議会議長、伊波栄徳県議会議員の祝辞を受けました。
成人者を代表して答辞に立った山内辰徳さんと長浜さやかさんは、「今日まで、共に学び、遊び、語りあった多くの友と、この日を迎えられることを大変うれしく思います。これまでの二十年を振り返ってみますと、時には両親や先生方に反抗し、自分とは何かを思い悩む日々もありました。そのような私たちの成長を温かく見守り育んで下さいました先生方、地域の皆様並びに家族のみんなに改めまして深く感謝します。これからは、社会人として自分の責任を自覚し、読谷村、沖縄そして世界を担う若者として、新たなる飛躍を目指し、しっかり歩んでいきたいと思います。」と力強く二十歳の決意を述べました。
式典では、恒例となった小中高と巣立った学舎での思い出が卒業アルバムから綴られ、他市町村に赴任した恩師からのメッセージがスクリーンに映し出され、ときおり大きな笑い声が響く中、それぞれの学生時代の思い出をたどりました。また、ステージでは読谷子どもミュージカルのメンバー七〇人が創作ミュージカル「あかのこ」の一場面を演じ好評を博しました。また、成人者知花直途君を交えた「ソウルサバイバー」がブレイクダンスを披露し式典を盛り上げました。
恒例の十秒スピーチでは成人者一人ひとりがステージに上がり、近況や二十歳の抱負を話し、安田村長や池原助役から激励の握手を受けました。